日本の約20倍の広さのあるオーストラリアでは、約2,611万頭(2021年推計)もの牛が飼育されています。また、生産する牛肉の約75%を輸出する世界最大級の牛肉輸出国でもあります。オーストラリアにとって日本は重要な牛肉輸出市場であり、日本のお客様のさまざまな好みに応じた牛肉を生産しております。
肉牛の飼育方法
肉牛の育て方の違いにより大きく下記のように分かれます。
◆グラスフェッドビーフ(牧草肥育牛肉) 大自然に育まれた栄養豊かな牧草(Grass)により育てられた、赤みがおいしい牛肉です。
◆グレインフェッドビーフ(穀物肥育牛肉) 穀物飼料(Grain)により肥育(最低100日)された牛肉で、ジューシーで柔らかいのが特徴です。脂肪交雑もほどよく入った、日本向けに開発された牛肉です。
代表的な肉牛の品種
アンガス種、ヘレフォード種、ショートホーン種等
飼料作物の主な種類
◆牧草 フェスク、ライグラス、ルーサン等 イネ科、マメ科の植物を単独もしくは混播し、肉牛に良質な牧草を与えております。
◆穀物 ソルガム、小麦、大麦、トウモロコシ等 蒸して圧片し、消化しやすい状態にして肉牛に与えています。トウモロコシは、サイレージにして与えています。肉牛の肥育施設(フィードロット)や季節により穀物の種類は異なります。
その他詳しい部位情報はこちら(オーストラリア産食肉ハンドブック)